福岡~衣浦 2004 6/17 プリンセス45 回航
平成16年6月17日、前日に名古屋から福岡入りした我々3人は
夜が明けていない岐志漁港に到着した。
今回のメンバーは、NTPマリーナ高浜さんのMさん、3月に車両販売の
部署から配属になった、男前のNさんと私の3人だ。
05:30 係船策をオール・レッコし静かに出港。
港外に出てゆっくりとスロットルを開けていく。バウが持ち上がり
滑走状態に入る・・・れれれ・・・?ひどくバウが下がる。
フラップが効いているのか?スイッチで操作するが、変化なし
燃料?・・・油量が少ないから船尾が持ち上がるのか?ゲージはFを指している。(ウソついてないだろ~な)
フラップの故障か?幸いにも左右の傾きは、イーブンだ。続航することにする。
06:57 倉良瀬戸通過。速力も24ノット、好調だ。
関門海峡を通過し08:10、部埼並航。
波がある。玄海灘より波が高い!
バウが突っ込む・・・走れない!ダメだ!
続航できないと判断し一番近くの新門司マリーナに針路を向ける。
09:16 新門司マリーナの桟橋に着桟しフラップの修理をする。作動確認をして、ウソついているかも
しれない燃料メータの不安を取除くため給油する。 400リッター入る。メーターは、正直者だった。
時間当たりの燃料消費量も知ることができ11:20。新門司マリーナを出港した。
相変わらず周防灘は波が高い。まともに走ることができずテンションが下がる。しばらくその状態で走っていると
巨大なコンテナ船が勢いよく走っている。 よし!船尾に付こう
大型船の航跡は、波頭が抑えられて走りやすくなるのだ。
コンテナ船のおかげで、11.6ノットで走ることができた。
このまま瀬戸内を通り大阪方面に向かってくれと祈るが
姫島をかわしたコンテナ船は、佐田岬の方向に針路を変えた。
ここまで来れただけで十分だ。ありがとう。ここからまた自力で
航行しなければいけないが、しだいに波も治まる。
15:25 八島並航。ここまで来れば波もない。船速は23ノット出ている。
16:40 釣島並航。さすが瀬戸内海波がない!
ここで、給油をするため伯方島へ給油の予約を入れる。伯方島へ着く
頃には、桟橋にローリーをスタンバイしていてくれるので助かる。
松山沖の興居島
宮ノ窪瀬戸を通過して、18:15。伯方島のフェリー桟橋に着桟
ローリーが待っていてくれる。 プリンセスに620リッター食事をさせ
シフトする。今夜はここで泊まりだ。
6月18日
04:40 エンジン・スタート 04:56。伯方島を出港する。昨日は、トラブルで当初の泊地予定の高松まで走る
ことができなかった。昨日の分を取り戻すぞー気合が入る。 走れる瀬戸内で稼がないと外海に出たら
思うように走れない。
08:50 鳴門通過。 やはり、波とうねりがある。
船が叩かれないようにエンジン回転を下げる。 鳴門大橋
11:56 市江埼並航 速力こそ16ノットしか出ていないが、昨日の
周防灘に比べると快適だ。
13:11 潮岬並航。串本で給油のため
くしもと大橋を通過する。 くしもと大橋
13:35 串本漁港の給油岸壁に着岸
873リッター給油。 シフトして、食堂で昼食。
14:50 串本出港。のんびりしすぎた。
15:30 梶取埼並航。 追い波がすごい ブローチングする。 プラップの調子がまだよくないのだ。
バウ沈しそうになるたび冷汗が出る。 疲れる・・・精神的にも肉体的にも・・・・
布施田水道を通過するときはもう暗くなってるなぁ~ 衣浦への到着は9時過ぎるなぁ~
「Mさん、ここらへんで泊まりたいんですけど?」 いいよ~・・・まじ!じゃ~ハマちゃんの
嫁はんの実家にするか?OKですともMさん (NTPマリーナ高浜のスタッフ)
さっそくハマちゃんことHさんに連絡を入れてもらう。
17:30 賀田港の尾鷲シーサイドビューの桟橋に着桟。
ここで、風呂に入り、食事をして、船中泊する。
6月19日
05:10 エンジン始動。各部の点検をし
05:33 賀田港出港。心身ともにさわやかだ。一気に衣浦へGO~
07:30 布施田水道通過。
07:45 大王埼並航。神島に針路をとる。Mさんは、釣り船が気になるみたいで、竿が曲がるたびに
おっ!おっ!と言っている
08:34 神島並航。遠くに知多半島に建つ高層マンションが見える。 テンションも上がる。
09:40 NTPマリーナ高浜の桟橋に、無事着桟。初日からトラブルが発生してあせったが、回航を終え
気分は最高だ。 Mさん、Nさん、プリンセスお疲れ様でした。