久しぶりに、名古屋トヨペットさんから回航の依頼を受けた。

依頼内容は、ヤマハEXULT36を芦屋マリーナからマリーナりんくうまで、NTPの営業マン2人と一緒に回航して欲しいとのこと。

回航予定日の前日に仕出港入りして翌日朝一で出港でお願いされた。芦屋マリーナ～マリーナりんくうまでの

航程は220海里である。夏場の回航なら余裕で1日で走れるが、冬場の時期ではちとえらいのでは？

22ノットで走っても10時間かかる。途中で燃料の給油時間を入れると、AM6時に出港して日没までに入港出来るか、微妙な航海となる、海が穏やかなら24ノットで走ればいいが、波が出てきて速度を落として走らなければ

いけないとなると日暮れまでに到着できなくなってしまう。

どうせ1泊するのなら、回航当日の朝一番で現地入りしてAM11時に出港し勝浦で泊まればいいのに～っと思ってもNTPさんが決めた計画なので従うほかない。

11:05 串本出港！

マリーナりんくうを目指す！このペースなら何とか今日中にたどり着けそうだ！

梶取埼が近づくにつれ風波とうねりが高くなる。船も叩きだし15ノットまで速度を落とすはめに・・・

風向きもバウからに変わりスプレーも頭から被るようになった。3人ともテンションが下がる。

13:10 三木埼並航　速力15～16ノット　風を避けるため大胆に陸に寄せて走るコースを取る

海上保安庁の沿岸域情報提供サービス(MICS)によると大王は風が13ｍ、伊良湖は15ｍ吹いている。

経験上大王はまともに走れない！時間に余裕があるなら時間をかけて乗越えればいいが、今それをやったら

日が暮れてしまう。　　

止め！　今日の航行はここで中止して英虞湾に避港して泊まることにする。

15:15 浜島入港　「あそこはいいよ～」と聞いていた民宿の桟橋にアプローチ・・しかし桟橋からでている

ロープを嫌い着桟を断念、漁協の桟橋に着桟し許可をもらうが明日の朝6時前には出て行って欲しいとのこと。

３人とも8時間以上風とスプレーにさらせれて体力の限界だ、明日6時前に離岸できるように目覚める自信がない

民宿の桟橋に係留している船に横付けさせて欲しいとお願いするといいとのことで再び民宿の桟橋にシフト！

ムアリングを行いオイルの点検をしようとエンジンハッチを開けたとき民宿の人がやっぱり横付けはダメ！

出て行って欲しいともことで、またまた離桟！もう5時だぞ！ダメならダメでもっと早く言ってよ！

あわてて、もやいをレッコし安全に係留できる合歓の郷マリーナを目指す。もう薄暗くなってしまってる

イカダがひしめく英虞湾を慎重に走り17:28なんとかマリーナの桟橋に着桟できた。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　夕食のメニュー

マリーナでホースを借り船体を水洗いし10:10合歓の郷を出発！

時間に余裕があるため、地中海村の桟橋の見学をし10:50英虞湾　出港！

布施田水道を通過し11:25　大王埼並航