今回は呉マリンから西浦マリーナまでヤマハのDY43の回航だ。
呉マリンをAM8時に出航するため、呉には前日入した。
7時半タクシーでマリーナ到着!8時からの営業開始と聞いていたが、門が
開いていたので、敷地に入り荷物を積込もうと桟橋に向かう。
あれ?船が着いてないぞ!陸上の保管艇を見ると回航するDY43が堂々と
船台に乗っている。まだ浮かんでいないんだ!
このマリーナは港内にはないため大きな船を桟橋に付けたままは出来ないらしい。
荷物を船に積込み移動物の固縛など回航準備をしていると、事務所から話声が聞こえてきたので、事務所へ行き船の下架をお願い
する。船はすぐに下りマリーナの整備士が最終チェックをしてくた。
てきぱきと作業をやって頂き08:15出港することが出来た。
この船に搭載されているエンジンはVOLVOのTAMD75Pだ。
テクニカルデーター上2100RPMで時間当たりの燃料消費量は50ℓ。
船の燃料タンクのキャパは600ℓ。12時間は走れる計算だが、時間当たり70ℓ
消費すると仮定し航行時間を8.5hとした。
途中でガス欠なんておこしてしまったらプロじゃない。
今日は田辺まで走る予定だ。航程は162マイル 20ノットで走って8.1h!
明るい内に田辺に入港できるぞ!っと思っていても20ノットで走れなければ
田辺到着は暗くなってしまう。かと言って20ノットをキープするためエンジン
回転をあげたら燃料消費量が増大する・・・
うぅ~たまらん!この駆引きが回航の醍醐味!
さすが瀬戸内海!穏やか。
15分ほど低回転で走り暖気が終わったところで徐々に回転をあげる。
予定していた2100回転にして様子をみる。水温計、油圧計、排気温計(この船には排気温度計が付けてある)異状なし。排気も白煙も黒煙も出ていない。
速度は23.5ノットも出てる!そう!今日は瀬戸内も鳴門もずっとつれ潮なのだ!
20ノットで走ればいいので、エンジンの回転を落とし1950にする。
来島信号所 伯方大橋
伯方大橋を通過しいよいよ最初の難関船折瀬戸へ!
11:45瀬戸大橋を通過し鳴門を目指す。
鳴門を通過する前の13:30に一旦船を止めエンジンルームへ入りエンジンの点検と燃料の残量の確認をする。
エンジン回転をあげてからちょうど5時間経過している。
もしも予定より燃料を消費していたら、福良港で給油するつもりでいた。
しかし残量は400ℓ!5時間で200ℓしか消費していない時間当たり40ℓ
少し回転を落とすだけでこんなに燃費がいい。
これなら田辺での給油はやめて明日、串本で給油することにして再び走出す
13:55鳴門通過。つれ潮で速力22ノット。
15:30日ノ御埼 並航。 波がありここでは速度を17ノットに落とす。追手の波なので日ノ御埼をかわしたら波を避けるため
進路を日高に取る。風裏になり波が小さくなり田辺へ向ける。
16:40 田辺入港 着岸!
燃料の残量は300ℓ エンジン、マリンギアOIL確認、その他の点検を行い。 宿へ向かった。
8/9 05:30 エンジン始動 05:50離岸 出港! 給油のため串本を目指す!
08:20 串本着岸 燃料の残量を確認すると200ℓ ここで300ℓ給油し08:45離岸出港!
10:55三木埼並航。 12:50布施田水道通過。 14:10神島並航 15:10西浦マリーナ到着